二日目

今日は彼女から必ず連絡があると思ったので、
何も予定を入れず大人しくしていようと思った。
遠い異国の地からの電話を二本も逃したとなれば、
せっかく築き上げた私の信頼を揺るがす事になりかねないからである。

この日記を書いている現在はすでに15日。
なんだかんだ時間がなくて疎かにしてしまった。
この日の記憶を頑張って思い出しながら書いている。

確か・・・
この日の仕事は忙しかったんだ。
夜更かししたので疲労も激しくて、
家に直帰して、寝ようと思ったらK氏からのお誘い。
家族で台湾へ行ったので、そのお土産をくれるそうな。
集合は馴染みのファミレスで11:30ぐらい。
この間の一件があって以来、素直に会いたいと思えずにいたが、
自分のかけた迷惑の方がより多いと思ったし、
ケツの穴の小さい自分も嫌だったので行く事にした。
私も渡さなければならないお土産があったんだが・・・

≪数日前≫
お土産は京都清水寺付近で購入した「生八橋」。
何処に置いたか忘れていて探すのに手間取った。
なぜが密封されていたはずのビニールに穴があった。
賞味期限を確認・・・すでに一週間すぎ。
私の手にしたものは、すでにかつての面影はなかった。
そう、八橋はこの寒さに耐え切れず、
フェイクファーのコートを身にまとっていたのだ。
「ぬおっ　?(￣□￣｜｜｜）」
手にとった硬く気持ちの悪い臭いものを投げた！

あんなに柔らかかったのに・・・
あんなに美味しそうだったのに・・・
あんなに素敵な香りだったのに・・・
あんなに滑らかな手触りだったのに・・・

なんで？（￣-￣；)？

木の棒じゃねぇ〜のってくらいに硬く・・・
超巨大毛虫みたいな恐ろしい風貌に・・・
鼻の粘膜を直に刺激するようなカビ臭さ・・・
粉雪を触ったかのようなサワサワ感・・・

すまない職人のじっちゃん。
あんなビック毛虫に育てるつもりじゃなかったんだ。
許しておくれ厚さ2mmの生八橋ちゃん・・・
≪回想終了≫

話を元に戻そう。
台湾からのお土産はなかなか笑える代物だった。
単純に言えば、ライターとマッチ。
しかし、そのライターが曲者だったのだ。
ベンツを購入する私のためにベンツマーク入りのライターをチョイスしてくれた。
「おぉ〜」
ライターはターボライターなのでフタを開けた。
すると横のベンツマークが青く光でないの！
しかも、結構明るいし綺麗な色だ。
形状は、昔の280SLを思わせるような滑らかなスタイル。
パチもんだとわかってもあれだけいいと思ったものは初めてだ(笑)
ちなみに、友人M氏にはBMWのヤツだった。
かなり笑える。
さすが、アジアンテイストと言ったところだろうか（苦笑）

帰宅は3:45。